Public Utility Foundation for the Vitamin & Biofactor Society
公益社団法人 ビタミン・バイオファクター協会 HP (Web Site)
Role (役割)
President & Chairman of the board of directors(会長・代表理事)(2025-present)
2025年度ビタミン・バイオファクター協会市民公開講演会 世話人 2026年1月10日(土)開催予定
2020年度ビタミン・バイオファクター協会市民公開講演会 世話人 (ポスター)2022年3月26日(土)実施
環境・エネルギー問題勉強会の設置(2022.4)メンバー募集中
現代社会においては,地球温暖化・CO2削減・マイクロプラスチック汚染などが大きな課題となっている.そこでは,ビタミン・バイオファクター関与の酵素が関与することで,問題解決につなげていけるのではないかと考えられる.NADH関与の酵素が乳酸発酵を行い,生分解性プラスチック原料であるポリ乳酸の製造に貢献できる.おなじく,NADH関与の酵素がアルコール発酵を行い,バイオ燃料の製造ができる.いづれも一般に発酵という名の下で微生物達が行っていることである.しかし,微生物といえども,ビタミン・バイオファクターなしでは困難である作業なのだ.地球上には多くの微生物が存在するが,我々人類がコントロールできる微生物はわずか0.01%程度と言われている.無限大に近い可能性をもつ微生物,そして,その中の酵素についての研究はやっと始まったばかりといえる.
次には,多くの有用な微生物を大量に育てて,環境・エネルギー問題の解決につなげたいと考える.そこで,微生物の餌となるものを準備したい.幸い,日本は森林資源が豊富なので,木材(廃棄物も含めて)が入手できるし,大量の食品廃棄物も入手できる.そのようなものは,ブドウ糖(グルコース)という化学物質が高分子状態になっており,効率よく分解できれば微生物発酵の原料となる.その為には,森林資源であるセルロースを分解する酵素やリグニンを分解する酵素の供給は必須となる.また,食品廃棄物も同様で,穀物由来のものはデンプン分解酵素が必要となる.効率よく廃棄物などを分解(液状化)すれば,即,微生物発酵に持ち込め,資源の再利用に貢献できる.そのための学術的サポート,産業界・行政での取り組みなどが必要である.勉強会ではまず,時代を見直す人材を集め,一歩・二歩先の取り組みについての検討を始めたいものである.
寄付行為(会員区分)
・賛助会員
・正会員